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正論

岸田政権は「骨太」具体化を急げ 慶応大学名誉教授・竹中平蔵

経済財政諮問会議、新しい資本主義実現会議の合同会議で発言する岸田文雄首相=7日、首相官邸(矢島康弘撮影)
経済財政諮問会議、新しい資本主義実現会議の合同会議で発言する岸田文雄首相=7日、首相官邸(矢島康弘撮影)

「骨太方針2022」が閣議決定された。岸田文雄内閣として初の経済財政運営と改革の基本方針になる。現内閣では新しい資本主義実現会議、デジタル田園都市実現会議、デジタル臨調など複数の会議が設けられ、それぞれの報告書が示されているがその中核になるのが骨太方針だ。

「概念整理型」の骨太

報道の多くは財政均衡派とリフレ派の対立に焦点を当てた。確かにこの問題で自民党の政調会が3度も開かれ激しい議論が行われた。しかしこれは経済論争もさることながら政治グループの勢力争いという面が強かったろう。結果的に双方ともほぼ勝利宣言のような言い振りをしている。しかし筆者らが第1回の骨太方針(2001年)を作成した際、「財政健全化」を目指す一方で、必要に応じ「柔軟かつ大胆な政策運営」を行うことを併記したのと、実質的に大きな変化はないといえる。あえていえば、やや財政均衡派の政治勢力が増した、とも見えるが…。

慶応大学名誉教授、竹中平蔵氏
慶応大学名誉教授、竹中平蔵氏

より重要な点は、骨太2022が従来とはやや異なった性格を有していることだ。そもそも骨太方針は、毎年夏までに十分政策を議論し、それに沿って年末まで予算査定を行う…つまり1990年代までのように政策と予算が渾然(こんぜん)となって決められ、結果的に財務省(大蔵省)が巨大で不透明な権限を持つことを是正するという意義がある。今回は新しい資本主義など首相が従来とは異なる問題提起を行ったことから、それらの概念整理という色彩が強い。結果的に政策の方向やアジェンダ(計画)を示しつつも、具体策の多くは夏以降に委ねられた形だ。

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