塩野義飲み薬「各国政府との交渉進展」 手代木社長

大阪市に本社を置く塩野義製薬
大阪市に本社を置く塩野義製薬

塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬の薬事承認をめぐり、厚生労働省の専門部会が結論を持ち越したことについて、同社の手代木(てしろぎ)功社長は23日の定時株主総会で、「(次の段階となる)専門部会と薬事分科会の合同審議の場でも、エビデンス(科学的根拠)に基づき適切にご審議いただけると考えている」と語った。

同社の飲み薬「ゾコーバ」は国内での提供を最優先するとの考えを示した。その上で「各国政府とも提供する量や価格に関する交渉が進展している。非常に優れた抗ウイルス効果と、オミクロン株での有効性を示唆できる唯一の経口薬になりえる」と強調した。

飲み薬は22日の厚労省の専門部会で、緊急時に治療薬などの迅速な実用化を目指す「緊急承認制度」の適用の可否が審議されたが、さらに慎重に議論を重ねる必要があるとして判断が見送られた。

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