外出時の子供のマスク着用率は年齢が上がるほど高くなり、10~12歳では70%が常時着用していることが、親子向けお出かけ情報サイト「いこーよ」の調査でわかった。子供の年齢や状況に応じ、保護者ら大人(回答者)がつけ外しの判断をしている様子がうかがえる。
「着用させていない」23%
調査では、公共の場でのマスクの着用について、回答者自身と子供の状況をそれぞれたずねた。回答者自身についての設問では「人の有無にかかわらず屋内でも屋外でも着用している」との回答が62%を占め、「屋外で人が少ない場合は着用していない」(30%)を大きく上回った。
一方、子供についての回答で最も多かったのは「屋外で人が少ない場合は着用させていない」で34%だった。「人の有無にかかわらず屋内でも屋外でも着用させている」は30%にとどまり、「元々着用させていない」(23%)、「屋内でも屋外でも人が少ない場合は着用させていない」(11%)が続いた。
運動時には忘れず外して
子供の年齢別にみると、「人の有無にかかわらず屋内でも屋外でも着用させている」の割合は、0~1歳で14%▷2~3歳で18%▷4~5歳で29%▷6~7歳で34%▷8~9歳で48%―と、年齢が高くなるほど大きくなり、10~12歳では70%に達した。
調査は6月6~12日、「いこーよ」のユーザーを対象にインターネットで実施。315件の有効回答を得た。
厚生労働省は21日に公開したリーフレットで、屋外でのマスク着用は熱中症のリスクが高まるため外すよう呼びかけている。散歩やランニング、通勤・通学時の着用は不要とし、特に運動時には忘れずに外すよう求めている。2メートル以内の近距離で会話をするときは着用を求めている。屋内でも、人との距離が2メートル以上あり、ほとんど会話をしない時は着用不要としている。