手紙の送り主、内容は…7月16日から大阪「フェルメール展」

ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復後)1657–59年頃 © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische
ヨハネス・フェルメール 《窓辺で手紙を読む女》(修復後)1657–59年頃 ドレスデン国立古典絵画館 © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische

7月16日に大阪市立美術館(同市天王寺区)で開幕する「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」。本展の注目作品「窓辺で手紙を読む女」は、フェルメールの初期の傑作だ。

タイトル通り、開け放たれたガラスの窓際に立つ女性が、手に持つ手紙に目を落としている姿が主題に描かれた作品。画面左側に光源があり、屋内の陰影と窓辺の明るさが対照的な構図は「光の魔術師」とうたわれたフェルメールの真骨頂だ。

ヨハネス・フェルメール 《窓辺で手紙を読む女》(修復前) 1657-59年頃
© Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Herbert Boswank (2015)
ヨハネス・フェルメール 《窓辺で手紙を読む女》(修復前) 1657-59年頃 © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Herbert Boswank (2015)

1979年のX線調査で、背景の壁にはキューピッドの絵が隠されていることはすでに分かっていたが、長らくフェルメール本人が塗り潰したと考えられてきた。その後の調査でフェルメールの死後に、何者かが塗りつぶしたことが判明。今回、大規模修復でキューピッドの画中画がよみがえり、ドイツの所蔵館についで日本で公開されている。

本作の重要なテーマはもちろん手紙。大阪市立美術館の篠雅廣名誉館長は「貿易が発展して契約が必要だった当時のオランダは識字率が高かった。窓辺で手紙を読むことは日常的な風景」と話す。

科学調査により、フェルメール本人が何度も描き直しを行っていたことが分かっており、当時、宗教画家から風俗画家に転身を図っていたフェルメールの転換期の作品とも言える。

画中画のキューピッドは「愛」を象徴する。「窓が開いていることは手紙が外から来たことを表している」と篠名誉館長。手紙の送り主や内容について、作品にちりばめられたモチーフから想像するのも面白いだろう。

開催概要

【会期】7月16日(土)~9月25日(日)、月曜および7月19日は休館(7月18日、8月15日、9月19日は開館)

【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)、一部夜間開館あり

【会場】大阪市立美術館(天王寺公園内、JR、大阪メトロ天王寺駅、近鉄・大阪阿部野橋駅下車、北西へ約400㍍

【入場料】前売り券一般1900円、高大生1300円(当日券は200円増)、中学生以下・障害者手帳をお持ちの方(介護者1人含む)は無料。土日祝(8月12、15日、9月20~22日含む)は予約優先制

【チケット販売】産経iD、ローソンチケット(Lコード58666)、チケットぴあ(Pコード993-673)、イープラスなど

【問い合わせ】なにわコール(06-4301-7285、年中無休午前8時~午後9時)

主催 大阪市立美術館 / 産経新聞社 / 関西テレビ放送

後援 ドイツ連邦共和国総領事館 / 大阪市教育委員会 / 堺市教育委員会 / 公益財団法人大阪観光局 / 山陰中央テレビジョン放送 / 岡山放送 / テレビ新広島 / テレビ愛媛 / 高知さんさんテレビ

特別協賛 アース製薬

協賛 大和ハウス工業 / NISSHA

協力 ルフトハンザ カーゴ AG / ルフトハンザ ドイツ航空 / ヤマト運輸

>公式ページ

>公式Twitter

>チケット販売ページ(産経iD)


あなたへのおすすめ

産経新聞社のイベント

注目イベントニュース

新着ニュース

ピックアップ

お知らせ

関連リンク