「トリキバーガー」年内に大阪1号店 鳥貴族社長、方針転換

インタビューに答える鳥貴族ホールディングスの大倉忠司社長=21日、大阪市浪速区(鳥越瑞絵撮影)
インタビューに答える鳥貴族ホールディングスの大倉忠司社長=21日、大阪市浪速区(鳥越瑞絵撮影)

鳥貴族ホールディングスの大倉忠司社長は21日、産経新聞のインタビューに応じ、今年中にバーガー業態「トリキバーガー」の大阪出店を目指す方針を明らかにした。「トリキバーガー」は昨年8月に初出店し、現在は東京都内に2店舗のみ展開している。

当初は知名度を高める狙いから、当面は都内で集中出店する戦略を打ち出していたが、大倉社長は「お客さまから大阪で出店してほしいとの要望が非常に多い」として、長期的にブランド力を高められる出店候補地の選定を大阪市内の中心地で始めたとした。

バーガー業態は新型コロナウイルスの感染拡大前に構想を固めていたが「お酒を提供する業態だけでは、将来に再び感染症が流行した際に経営が不安定になる。テークアウトやデリバリーできる業態は強く、感染拡大下でも支えられる柱にしたい」と説明。欧米では健康志向からチキンのファストフード業態が人気で、特長である国産鶏肉などを武器にすることで「感染収束後はインバウンド(訪日外国人客)も見込める」と期待する。

また、年内に出店を目指す大阪の新店舗と同時期の投入を想定し、1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」を狙った新メニューの開発に着手したことも明かした。東京の既存2店の営業は、コロナ禍で人出が減った都心部で「及第点」と評価する一方、「想定より客層が30~50代と高いため、若者を呼び込みたい」と強調した。(田村慶子)

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