新たな変異株や派生型に監視を　濱田篤郎氏

新型コロナウイルスの水際対策で、約２年間にわたり止まっていた外国人観光客（インバウンド）の入国が今月、再開された。コロナで停滞した経済社会活動の回復に期待がかかるが、入国人数の上限はまだ１日当たり２万人で、団体ツアーに限るなど制約も多い。訪日外国人による旅行消費額が５兆円近かった「コロナ前」に戻るのはいつなのか。また、新たな感染の懸念は。東京医科大特任教授の濱田篤郎氏に聞いた。

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国内の新規感染者は２月上旬にピークを迎えて以降、一時的な増加は見られたものの減少傾向が続いており、流行の第６波は終盤を迎えつつあるといえる。世界的にも冬季に入った南半球の国・地域を除き感染者数は下火にある。