中世キエフの絵入り年代記が話題に

『「絵入り年代記集成」が描くアレクサンドル・ネフスキーとその時代』
『「絵入り年代記集成」が描くアレクサンドル・ネフスキーとその時代』

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、モンゴルによる中世のキエフ(現キーウ)包囲の様子が収録された『「絵入り年代記集成」が描くアレクサンドル・ネフスキーとその時代』(栗生沢猛夫編訳著、成文社・1万3200円)が刊行され、話題を呼んでいる。2巻セットで箱入り。

「絵入り年代記集成」は、16世紀に編まれたモスクワ国家の公式的大図解年代記。このうち296枚の極彩色の細密画と年代記本文の日本語訳などを本書1巻に収録、2巻には細密画の説明と年代記の訳注が収められている。

アレクサンドル・ネフスキー(1221~63年)はスウェーデン軍やドイツ騎士団を破った中世ロシアの英雄とされるが、モンゴルには従った。細密画には、中世ロシアの人々とスウェーデン人やドイツ人、モンゴル人らとの戦いが描かれている。

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