韓国、待ちに待った日本旅行に予約殺到 首都空港再開は遅れ

羽田空港第3ターミナルに到着する人たち。訪日外国人観光客の受け入れ手続きが再開した=10日午後、東京都大田区(鴨川一也撮影)
羽田空港第3ターミナルに到着する人たち。訪日外国人観光客の受け入れ手続きが再開した=10日午後、東京都大田区(鴨川一也撮影)

日本で10日、外国人観光客の入国手続きが約2年ぶりに再開された。新型コロナウイルス禍前は日本への旅行者が中国に続いて多かった韓国では、観光旅行解禁を歓迎する声が上がり、旅行会社へ予約が殺到している。ただ、首都ソウルの金浦(キムポ)空港の国際線再開が政府の計画より遅れ、新型コロナ禍による長期の路線閉鎖の影響も続いている。

韓国の旅行大手、ハナツアーによると、日本政府が外国人観光客受け入れ再開を発表後、今月5日までの1週間の日本へのパッケージ旅行の予約数は、発表前の約10倍に増えた。海外旅行ツアー全体の4人に1人が日本旅行の予約者で、大阪、北海道、福岡、東京の順で人気という。

大阪・神戸行きツアー千人分以上が2時間で完売した旅行社もある。コロナ禍や日韓関係の悪化で日本製品の不買運動が広がる前の2018年に日本を訪れた韓国人は750万人超だった。

北海道へのパッケージ旅行を予約したというソウルの女性は「添乗員の同行が必要といった条件を知らずに予約しましたが、本当に行けるか不安です」と話した。韓国では、何度も日本を訪れたことがあるリピーターも多く、コロナ禍前同様の査証(ビザ)免除の再開を待ち望む声も多い。

ソウル(金浦)-羽田の航空路線の再開を期待する声も多い。韓国政府は、今月15日からの再開を計画してきたが、準備が遅れ、再開目標を22日以降に先延ばしした。国際線を2年以上閉鎖してきた影響で防疫体制などを整えるのに予想よりも手間取っているという。(ソウル 桜井紀雄)

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