ウクライナの首都キーウ(キエフ)中心部の広場に、近郊で攻撃を受け大破したロシア軍の戦車などが置かれ「人気スポット」となっている。休日には常に100人超の市民が見物に訪れ、残骸を背景に記念写真を撮る姿がそこかしこで見られる。
広場に隣接するウクライナ正教会の大聖堂の外壁には、ロシアの侵攻で犠牲になった人々を悼むパネルが飾られる。そのすぐそばに破壊された20以上の戦車や装甲車などが置かれている。車両の上には、ロシア兵が使っていたとみられる焦げた軍服や靴、ひしゃげた金属製のコップもあった。
訪れる人の多くは家族連れ。子どもたちが戦車によじ登ったり砲身にまたがったりして、歓声を上げていた。
一人息子のヤホール君(6)と来たイネッサさん(30)は残骸を「ウクライナ勝利の象徴」と表現した。(共同)