石井一元自治相が死去

石井一元自治相(斎藤良雄撮影)
石井一元自治相(斎藤良雄撮影)

自治相などを歴任した石井一(いしい・はじめ)氏が4日、急性心不全のため東京都内で死去した。87歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は18日午後1時から神戸市中央区下山手通8の1の1、本願寺神戸別院で。喪主は長男で同県西宮市長、登志郎(としろう)氏。

昭和44年の衆院選で自民党から初当選。衆院議員11期、参院議員1期を務めた。平成5年に新生党に参加し、羽田孜内閣で自治相兼国家公安委員長に就任した。その後は新進党などを経て民主党に加わった。

運輸政務次官を務めていた昭和52年、日本赤軍が日航機をハイジャックしたダッカ事件では、政府派遣団長として犯人側との人質解放交渉に当たった。北朝鮮を訪れるなどパイプを築いていた。

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