「平和デモで国民を虐殺」 天安門事件で遺族が声明

中国当局が民主化運動を武力で弾圧した天安門事件から4日で33年を迎えるのを前に、事件で子供を殺害された親らの会「天安門の母」が1日、声明を発表した。平和的なデモに軍を出動させ「自国民を虐殺した」と非難。改めて真相や責任所在の解明を共産党・政府に求めた。

党は昨年採択した歴史決議で、事件に関し「党と政府は旗幟鮮明に動乱に反対して社会主義国家の政権を守った」と弾圧を正当化した。会の声明は、当時の運動がクリーンな政治を求め「国民が政府への願いを表明した」だけだと指摘。「殺人の罪と責任を『反革命暴乱を鎮めた』と言い逃れるのは、あまりに残忍だ」と批判した。

33年間で会のメンバー64人が死去したと明かし、政府に遺族との対話や法的な問題解決を求めた。声明には会の創設者、丁子霖さんら計120人が署名した。(共同)

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