JA全農、肥料大幅値上げ 6月から、ロシア侵攻影響

日本が調達していた塩化カリウム鉱山の採掘現場=ロシア中部ペルミ地方のソリカムスク市
日本が調達していた塩化カリウム鉱山の採掘現場=ロシア中部ペルミ地方のソリカムスク市

全国農業協同組合連合会(JA全農)は31日、地方組織に6~10月に販売する肥料について、前期(昨年11月~今年5月)に比べ最大94%値上げすると発表した。輸入の尿素を94%、塩化カリウムは80%、複数成分を組み合わせた「高度化成肥料」は55%それぞれ引き上げ、いずれも過去最高となる。原料調達先のロシアによるウクライナ侵攻などが影響した。

原油高騰に伴う肥料原料価格や輸送費の値上がり、円安進行も価格の押し上げ要因となっている。尿素は原料のアンモニアが天然ガス高騰に伴い上昇している。中国の尿素輸出規制も影響した。塩化カリウムはロシアと、ロシアの友好国ベラルーシが主要な産地で供給が滞っている。JA全農は原料調達先の切り替えを進め、安定確保に取り組むとしている。

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