中国不快感に岸防衛相反論「よほど気に入らなかったのか」

記者会見する岸防衛相=24日午後、防衛省
記者会見する岸防衛相=24日午後、防衛省

岸信夫防衛相は31日の記者会見で、中国海軍空母「遼寧」の活動中の写真を公開したことについて「懸念をもって注視せざるを得ない」と説明した上で、中国側が写真公開に不快感を示したことに触れ「よほど気に入らなかったのか」と述べた。

遼寧は5月2日~22日、沖縄南方の太平洋上で、300回を超える艦載機や艦載ヘリコプターの発着艦を行ったことが確認され、この間、防衛省は警戒監視中の海上自衛隊護衛艦などから撮影した発着艦の様子などの写真を連日公表した。

岸氏は写真公開について「わが国の南西諸島および台湾に近接した海空域における活動であることを踏まえれば、懸念をもって注視せざるを得ない。国民に空母の活動について分かりやすくお伝えする観点から写真と合わせて公表した」と説明した。

また、日本側が遼寧を近距離で追跡するなどしたのは非常に危険だとする中国側の主張に関し岸氏は「情報収集は防衛、警備の観点から当然の活動であり、国際法に則って安全に配慮した上で行っている。今回の活動も適切に行われている」と反論した。

中国国防省の呉謙報道官は5月26日の記者会見で、日本側の情報収集活動や写真公開について不快感を示していた。

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