山梨県都留市は30日、障害のある子どもの保護者に支給する特別児童扶養手当の事務処理を怠っていたとして、福祉課の30代男性主任を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。10世帯計約200万円の支給が遅れており、市は対応を急ぐ。
市によると、今年3月下旬に受給者側から支給作業に関する問い合わせがあり発覚。計24世帯で県への書類送付なども含め必要な事務処理を怠っていた。うち14世帯では給付自体への影響はなかった。
また、主任は遅れが発覚した際、上司に実際には処理していなかったのに「既に処理したが、不備があった」という趣旨のうその報告をした。監督責任を問い、当時の上司2人も訓告処分とした。