戦う姿勢示した神戸が大勝 セットプレーで札幌退ける

札幌戦の前半、先制ゴールを決め大崎(右)、イニエスタ(左)らに祝福される神戸・山川=ノエスタ
札幌戦の前半、先制ゴールを決め大崎(右)、イニエスタ(左)らに祝福される神戸・山川=ノエスタ

武藤が誇らしげにユニホームの胸に描かれたエンブレムをたたく、咆哮した菊池はゴール裏に向かって駆けた。29日にノエビアスタジアム神戸で行われた札幌戦。苦しんでいた神戸が目の覚めるようなゴールラッシュを披露し、4-1の大勝で4試合ぶりとなる今季2勝目を飾った。ロティーナ監督は「ものすごく重要な勝ち点3。チャンスがあったときに決めきれたことが勝利につながった」とうなずいた。

鍵を握ったのは、セットプレー。前半17分にイニエスタの右CKから、こぼれ球を山川が鮮やかなミドルシュートで突き刺して先制。ちなみに、山川にとってはJリーグ初ゴールだった。追いつかれた直後の後半19分には汰木のFKに武藤が頭で合わせて再び勝ち越し。同24分にも汰木の右CKから最後は菊池が押し込んで追加点を奪った。「2つ重要な局面があった。一つは先制できたこと。それが自信になった。もう一つは同点とされた後の武藤のゴール」と振り返った指揮官は、結果的に4得点のうち3得点がセットプレーから生まれたことについては「セットプレーは攻守とも、どんなときも重要。今季の神戸は守備で問題を抱え、攻撃で危険を与えられていなかったが、改善しつつある」と手応えを口にした。

「セットプレーでも流れの中でも点が取れた。みんな戦っていたと思うし、すばらしい試合だったと思う。このくらいみんなが走って戦うのをベースにして勝ち続けるだけ」と菊池。90分間ハードワークを続けた武藤は「これだけ戦わないと勝ち点は取れないということ。戦う選手が増えていると思う」と強調した。

Jリーグで101試合目の出場となった大黒柱のイニエスタは言った。「チームが勝利を必要としている中、ハードワークして勝てたことが重要。これがいい流れの一歩になればいい」(北川信行)

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