早川千絵さんに特別表彰 カンヌ映画祭新人監督賞

フランス南部で開催されていた第75回カンヌ国際映画祭の授賞式が28日夜(日本時間29日未明)開かれ、「ある視点」部門で上映された「PLAN75」の早川千絵監督(45)が新人監督賞で特別表彰された。特別表彰は新人監督賞の次点に当たる。

登壇した早川監督は「特別で大切な1本目の映画をカンヌに呼んでいただき、評価してくださってありがとうございます」と喜びを語った。新人監督賞は米映画「WAR PONY」のジーナ・ギャメル監督らに贈られた。

「PLAN75」は早川監督の長編デビュー作で近未来の日本が舞台。75歳以上の高齢者が生死を選択できる制度が施行され、翻弄される人々の姿を描く。倍賞千恵子さんが主演し、日本では6月17日に公開される。(共同)

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