夏の参院選で、自民党が独自候補の擁立見送りを検討した山形選挙区(改選数1)は、一転して自民が候補者を擁立することになった。擁立を見送るだけでなく令和4年度予算案の採決で賛成に回った国民民主党現職への推薦案まで浮上したが、自民内から批判が噴出。結局、選挙協力は不調に終わったものの、国民民主への支援をちらつかせたことが野党分断に一定の効果をもたらした。
国民民主は「ルビコン川引き返した」
「山形県連として国民民主を応援するのは非常に厳しい。自民が野党に対して応援するなんていうのは、擁立見送りを含めて簡単じゃない」