首相、拉致問題解決へ「あらゆるチャンス逃さない」

【全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会】挨拶をする岸田文雄首相(右)と横田拓也さん(左)=29日午後、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)
【全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会】挨拶をする岸田文雄首相(右)と横田拓也さん(左)=29日午後、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)

岸田文雄首相は29日、北朝鮮による拉致被害者家族会などが東京都内で開いた国民大集会に出席し、「拉致問題は岸田内閣の最重要課題だ。自らが先頭に立ち、政府を挙げて全力で取り組む」と語った。解決に向け、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と「条件を付けずに直接向き合う決意だ。あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動していく」と改めて述べた。

国際社会への働きかけの重要性も強調。23日の日米首脳会談でバイデン大統領に対し、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を求め、「一層の支持」を得たと語った。

拉致被害者や家族の高齢化が進み、昨年12月には家族会の飯塚繁雄前代表が死去した。首相は「拉致問題の解決には一刻の猶予もない」との認識を示した上で、平成14年の5人の帰国以降、拉致被害者の帰国を実現できていない現状について「いまだに多くの被害者が北朝鮮に取り残されていることは本当に申し訳ない」と謝罪した。

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