武豊、9年ぶり6度目V「また帰ってきました」

第89回日本ダービーを制したドウデュースと観客に応える武豊騎手=東京競馬場
第89回日本ダービーを制したドウデュースと観客に応える武豊騎手=東京競馬場

第89回日本ダービー(東京優駿、GⅠ)は29日、東京競馬場(11R、芝2400メートル)で18頭が出走して行われ、3番人気のドウデュース(武豊騎乗)が2分21秒9のレースレコードで優勝した。

1着でゴールを駆け抜けた後、武は万感の思いをガッツポーズに込めた。右手を握り、そして左腕を高々と掲げ、6万人を超える観客からのユタカコールに応えた。「また帰ってきました。騎手として幸せな瞬間です」。9年ぶり、最年長の53歳、歴代最多となる6勝目の喜びは最高のものだった。

第4コーナーから鋭く反応し、最後の直線に入ると瞬く間に先頭に躍り出た。「前に馬がいなくて気を抜こうとした」が、後続の気配を感じると「しっかりと伸びて」フィニッシュ。堂々の勝ちっぷりに、フランスGⅠの凱旋(がいせん)門賞(10月2日、パリロンシャン競馬場、2400メートル芝)への夢が大きく広がった。

「皐月賞、ダービーでいい結果が出たら、行くことは決まっていた。日本の悲願を達成したい」と友道調教師。武は「これほど胸躍ることはない。ドウデュースとともに頑張っていきたい」。3歳馬7522頭のトップに立った。今秋は日本馬がことごとくはね返されてきた世界の頂点をつかみたい。(佐竹修仁)

会員限定記事会員サービス詳細