「被害与えたことをおわび」重信元最高幹部出所

車に乗って出所する重信房子元最高幹部=28日午前、東京都昭島市(桐原正道撮影)
車に乗って出所する重信房子元最高幹部=28日午前、東京都昭島市(桐原正道撮影)

世界各地でテロ事件を起こした「日本赤軍」を結成し、オランダ・ハーグの仏大使館を占拠した「ハーグ事件」などで、殺人未遂罪などで服役していた日本赤軍の重信房子元最高幹部(76)が28日、20年の刑期を終え、服役していた医療刑務所「東日本成人矯正医療センター」(東京都昭島市)を出所した。出所後、「見ず知らずの人たちに被害を与え、おわびします」と頭を下げた。

出所後、会見に応じる重信房子元幹部=28日午前、東京都昭島市(岩崎叶汰撮影)
出所後、会見に応じる重信房子元幹部=28日午前、東京都昭島市(岩崎叶汰撮影)

午前8時前、センターから車に乗って出所した重信元最高幹部は、支援者に出迎えられ、正門を過ぎて下車。グレーの上着と黒のズボン姿にマスクを着用し、娘の重信メイさんから花束を受け取った。

その後、センター付近で報道陣の取材に応じた重信元最高幹部は、関係者への感謝を述べ、「新しい道で、反省したこと、好奇心を持って、もっともっと生きていきたい」と語った。また、ポリープが見つかったと明かし、「すぐに病院を選んで入院しながら治療し、リハビリしていけるようにしたい」と話した。

重信元最高幹部は昭和46年にレバノンに出国し、日本赤軍を結成。ハーグ事件に関与した疑いで国際手配され、平成12年に大阪府内で逮捕された。裁判では同事件の殺人未遂罪などについて無罪を主張していたが、22年に懲役20年が確定。がんを患い服役中に手術を行った。

日本赤軍をめぐっては、重信元最高幹部が13年に日本赤軍の解散を表明したが、現在もメンバー7人が国際手配されている。警視庁は今年2月、情報提供を呼びかける動画を公開。警察当局は動向を注視している。

「無辜の人たちおわび」重信元最高幹部一問一答

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