日本赤軍の重信房子元最高幹部 20年の刑期終え出所

出所直後、支援者らに声をかける日本赤軍の重信房子元最高幹部(中央)=28日午前、東京都昭島市(岩崎叶汰撮影)
出所直後、支援者らに声をかける日本赤軍の重信房子元最高幹部(中央)=28日午前、東京都昭島市(岩崎叶汰撮影)

日本赤軍が1974(昭和49)年、オランダ・ハーグの仏大使館を占拠した「ハーグ事件」などで、殺人未遂罪などで服役していた日本赤軍の重信房子元最高幹部(76)が28日午前、懲役20年の刑期を終え、出所した。

手を振る重信房子元幹部(中央)=28日午前、東京都昭島市(松井英幸撮影)
手を振る重信房子元幹部(中央)=28日午前、東京都昭島市(松井英幸撮影)

過激派組織「共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)」の幹部だった重信元最高幹部は昭和46年、海外に革命拠点を作る「国際根拠地論」構想を掲げレバノンに出国し、日本赤軍を結成。平成9年ごろから出入国を繰り返し、12年11月、大阪府警に逮捕されるまで、潜伏生活を続けた。

重信元最高幹部は、ハーグ事件に関与したとして殺人未遂や逮捕監禁の罪に問われた裁判では一貫して無罪を主張。1、2審で懲役20年とされ、最高裁で上告が棄却、平成22年に懲役20年が確定した。

がんを患い、服役中に4回の手術を行った。東日本成人矯正医療センター(東京都昭島市)で出所前の矯正プログラムも終えた。

重信元最高幹部は13年に日本赤軍の解散を表明したが、現在も日本赤軍メンバー7人が逃亡し、国際手配されている。警視庁は今年2月、情報提供を呼びかける動画を公開した。出所後の動向を注視している。

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