八ツ場ダムで2年遅れの完成記念式典 計画から68年で運用開始

群馬県長野原町で開かれた八ツ場ダムの建設完成を記念した式典=28日
群馬県長野原町で開かれた八ツ場ダムの建設完成を記念した式典=28日

国土交通省は28日、八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設完成を記念した式典を開いた。地元の反対運動や民主党政権による中止宣言などを経て、計画から68年がたった令和2年4月に運用を開始。新型コロナウイルスの影響で式典が開けず2年遅れの開催となった。

国会議員や事業関係者など約300人が参列。斉藤鉄夫国交相は「貴重な土地を提供くださった地域の皆さまに心から感謝する」とあいさつした。

洪水調節、利水、発電に対応する多目的ダムで、昭和22年のカスリーン台風をきっかけに国が27年、建設調査に着手、計画が動き出した。住民は激しく反対したが、湖畔の代替地に移転する案を受け入れ、平成6年に周辺工事が始まった。12年度の完成予定が延び、総事業費は当初の2110億円から5320億円に膨らんだ。

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