米台、経済連携へ新協議体 IPEF代替狙う ブルームバーグ報じる

米ブルームバーグ通信は26日、米国と台湾が経済連携のための協議体を立ち上げる方針だと報じた。今後数週間以内に発表するという。台湾は23日に発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)に参加できず、代替する狙いがあるとみられる。

台湾はIPEFへの参加を求めていたが、実現しなかった。台湾参加は中国が反発する可能性が高く、米国は中国と経済的つながりの強い東南アジア諸国の参加見送りを懸念した。別の協議体をつくることで、台湾との関係強化を図る。

報道によると、新たな協議体では供給網の強化や貿易の円滑化などIPEFと重なる内容を話し合う。関税の引き下げは議論しないとみられる。(共同)

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