観光船カズ・ワン引き揚げ完了、入港へ 知床沈没

海面上までつり上げられた観光船「KAZU Ⅰ」 =26日午後6時55分、北海道斜里町沖
海面上までつり上げられた観光船「KAZU Ⅰ」 =26日午後6時55分、北海道斜里町沖

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が沈没した事故で、作業船「海進」は27日未明、カズワンを船上に引き揚げた。海上保安庁によると、同日午後に網走港に入港する。海進に載せた状態で船内捜索や水抜きを実施し、早ければ29日にも陸揚げできる見通し。

海上保安庁と契約した専門業者「日本サルヴェージ」は26日午後6時55分ごろ、船体を海面までつり上げた。「横抱き」と呼ばれる手法で海進の左側面に固定し、浅い海域までえい航後、27日午前3時20分ごろ、クレーンで船上への引き揚げを完了した。

第1管区海上保安本部(小樽)などは27日、船舶と航空機で洋上捜索を継続。ロシアが実効支配する北方領土・国後島で発見された2人の遺体についても情報収集を急ぐ。

事故は4月23日に発生。これまでに乗客14人の死亡を確認し、乗客10人と乗員2人が行方不明となっている。

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