川上未映子さん、英ブッカー国際賞受賞逃す 長編小説「ヘヴン」

作家の川上未映子さん(酒巻俊介撮影)
作家の川上未映子さん(酒巻俊介撮影)

英文学界の最高峰といわれるブッカー賞の翻訳書部門にあたるブッカー国際賞が26日(現地時間)に発表され、最終候補の6作品に入っていた芥川賞作家の川上未映子さん(45)の長編小説「ヘヴン」は受賞を逃した。受賞したのはインドの作家の作品だった。

「ヘヴン」(英題「Heaven」)は、同級生からいじめを受ける14歳の少年の物語。平成21年に講談社から刊行され、芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受賞。昨年、英語版が出版された。

ブッカー国際賞は2005年創設。英語に翻訳され英国で出版された作品が選考対象で、18年に受賞したポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクさんは、19年に発表されたノーベル文学賞(18年分)に選ばれた。20年には小川洋子さん(60)の「密(ひそ)やかな結晶」が日本の作品で初めて最終候補に入ったが、受賞を逃していた。

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