バイデン氏が公然と無視？　ブラジル大統領「私が存在しないかのよう」

ブラジルのボルソナロ大統領（６７）は２６日、昨年１０月に開催された２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）で、バイデン米大統領（７９）に会った際「まるで私が存在しないかのように通り過ぎて」公然と無視されたとして批判した。

首都で記者団に対し「バイデン氏の年のせいなのかは分からない」と、高齢を引き合いにして皮肉った。ボルソナロ氏はトランプ前米大統領に私淑しており、バイデン政権後の両国関係は「冷え込んだ」と指摘した。

また６月に米ロサンゼルスで開催される米州首脳会議に出席し、バイデン氏と会談することも明らかにした。米州首脳会議をめぐっては、米当局が「民主主義を尊重していない」としてキューバとニカラグア、ベネズエラのマドゥロ政権の参加に否定的な見方を示し、メキシコやアルゼンチン、ボリビアの左派大統領らが、これらの国を排除した場合は欠席すると示唆している。（共同）