皇室ウイークリー

(745)陛下、バイデン米大統領とご会見 皇后さまと沖縄復帰特別展ご覧

来日したバイデン米大統領と会見される天皇陛下=23日午前、皇居・御所(宮内庁提供)
来日したバイデン米大統領と会見される天皇陛下=23日午前、皇居・御所(宮内庁提供)

天皇陛下は23日、皇居・御所で、来日していたバイデン米大統領との会見に臨まれた。

宮内庁によると、小広間での会見で、陛下はバイデン氏が過去に東日本大震災の被災地を訪問したことや、これまでの米国からの支援に対する感謝をお述べに。それに対し、バイデン氏は「日本の人々の対応ぶりに強く印象付けられました」と述べたという。

また、バイデン氏は、陛下が取り組まれている「水」問題の研究に触れ、「感銘を受けています」と発言。陛下はバイデン氏の気候変動への取り組みに言及し、敬意を表された。

会見を終え、バイデン米大統領を見送られる天皇陛下=23日午前、皇居・御所(宮内庁提供)
会見を終え、バイデン米大統領を見送られる天皇陛下=23日午前、皇居・御所(宮内庁提供)

話題は皇后さまが高校、大学時代を米国で過ごされたことにも及んだ。皇后さまがマサチューセッツ州のボストン郊外にある高校に通学されていたことを陛下が紹介されると、バイデン氏は驚いていたという。

天皇、皇后両陛下は25日、東京都台東区の東京国立博物館を訪れ、沖縄復帰50年を記念する特別展「琉球」を鑑賞された。両陛下は、琉球が「世界の架け橋になる」との思いが刻まれた重要文化財「万国津梁(しんりょう)の鐘」で、担当者から「戦争でついた傷や穴が残っている」と説明を受けると、うなずきながら戦火の痕跡や銘文を確認されていた。

特別展「琉球」で展示されている「万国津梁の鐘」をご覧になる天皇、皇后両陛下=25日午後6時21分、東京都台東区の東京国立博物館
特別展「琉球」で展示されている「万国津梁の鐘」をご覧になる天皇、皇后両陛下=25日午後6時21分、東京都台東区の東京国立博物館

両陛下はこのほか、沖縄の伝統的な染め物「紅型(びんがた)」もご覧に。側近によると、皇后さまは沖縄の伝統衣装の鮮やかな色合いや、日本や中国から影響を受けたという文様などに目をとめ、興味深くご覧になったという。陛下は会場を後にする際、「沖縄の歴史と文化が良く分かる内容でした」と、説明に当たった担当者をねぎらわれた。

宮内庁によると、両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまも復帰から50年を迎えた沖縄の歴史に関心を示し、両陛下がオンラインで臨席された15日の記念式典をテレビで見守られた。式典の前には、陛下が小学生のころに沖縄の「豆記者」から受け取られたという沖縄の歴史に関する本を借り、理解を深められていたという。

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