岩手県釜石市の商業施設「駅前橋上市場サン・フィッシュ釜石」内の「東鮮魚店」が仕入れたヒラメが、ちょんまげ姿の侍に似た〝人面ヒラメ〟だと話題を呼んでいる。
店によると、ヒラメは体長約40センチで、4月に地元の魚市場で仕入れた。活魚として店内のいけすで販売していたところ、常連客が「人の顔に似ている」と気が付いた。
尾びれがまげ、胸びれが鼻、えらが口、体の真ん中にある二つの斑点模様が目のように見える。店員の村上英子さん(70)は「まるで殿様。顔が整っていて、かっこいい」と話す。
ヒラメを一目見ようと見物客が集まるようになったため、販売を中止。いけすで生きたまま展示している。八幡雪夫専務(69)は「ヒラメが死ぬまで展示を続ける。来年まで生きると思うので、ぜひ見に来て」と呼びかけている。