健康のため最寄りの駅から一つ先の駅まで歩くようにしていると、最近、街角に数多くの政治家のポスターが張られているのを目にするようになった。あるビルの壁には、自民党のポスターの横に立憲民主党や共産党のものがあったりと、「与野党相乗り」も少なくない。
それらの多くは、夏の参院選候補予定者と政党の幹部が並ぶ「2連ポスター」。なぜ「2連」なのかといえば、公職選挙法の規定で候補予定者は議員の任期満了の半年前からは1人で写った「個人ポスター」を張ることができないためだ。ただ、政党が政治活動のためにポスターを張るのは自由であることから、2人の写真が入ったものを「政党の政治活動」を目的としたものとして掲示している。
気になるのは、候補予定者と並ぶ相手の顔ぶれだ。有権者の目を引くには、党の「看板」となるような議員でなければなるまい。そこで、参院選東京選挙区の候補者が誰と並んでいるのかを、できる限り見て回った。