パナソニックホールディングス(HD)傘下のパナソニックコンシューマーマーケティング(大阪市)は26日、エアコンなどの設置工事の際に法令で定められている資格保有者の現場配置を怠っていたと発表した。社外の専門家で構成する外部調査委員会を立ち上げて原因を究明し、関連事業についても法令違反の有無を調べる。
パナソニックコンシューマーマーケティングは建設業の許可を取得しており、工事の際は建設業法に基づき主任技術者を配置する義務があった。
同社は主に家電販売を手がけているが、全国各地の家電専門店からエアコンやテレビの受信用アンテナなどの設置も請け負っていた。エアコン設置などの請負工事は中止した。「ご迷惑をおかけして深くおわびする」としている。