浪速風

マスクは冬の季語

マスクは冬の季語だという。確かに従来、風邪予防に着けるものだった。しかし、新型コロナウイルス感染予防で冬に限らず通年、使用されるようになったため、改訂される歳時記の定番「角川俳句大歳時記」でどのように扱われるのか、注目されていることを本紙記事で知った

▶政府は20日、屋外で会話がほとんどなければマスク着用は不要との見解を表明した。日本は法律で着用が義務化されているわけではない。人が少ない屋外では不要だと、誰もが体感していた。しかし、周囲の目が気になってなかなか外せなかった。トラブルの種になりそうでもあった

▶政府の見解が報じられた朝の通勤時、駅まで外してみた。口元に気温が感じられ、「こんなふうに外気を吸っていたんだ」と新鮮だった。政府見解が出ないと決断できない自身はさておき、初夏の今、もう一人一人が周囲の状況を考えて着脱を決めてもよい時期だろう。マスクを冬の季語のままにするためにも。

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