人工妊娠中絶をめぐり、米国の政治メディア「ポリティコ」(Politico)のニュースサイトで全米を揺るがす問題が報じられた。同サイトが入手した米連邦最高裁の草案によると、女性の中絶の権利を認めた過去の判断を覆すという。
対象の事案は、ミシシッピ州で2018年に制定された中絶を規制する法律が憲法に違反するか争われているものだ。この法律は医療の緊急性がある場合を除き、妊娠15週以後の中絶を禁止する。民間クリニックが「違憲」だとして訴えた。州の医療責任者とそのクリニックの名から「ドブス対ジャクソン・ウィメンズヘルス訴訟」と呼ばれる。