杉田水脈氏への賠償請求棄却、慰安婦研究めぐり応酬 京都地裁

女性研究者4人が、慰安婦問題やジェンダーに関する研究について事実無根の非難をされ、名誉を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に計1100万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、京都地裁は25日、請求を棄却した。

訴えによると、4人が参加した研究チームは平成26~29年度、科学研究費補助金(科研費)計1755万円の助成を受け、論文47本を発表。これに対し杉田氏がツイッターで「捏造(ねつぞう)」「国益を損なう」「反日」と繰り返し投稿し社会的評価を低下させたとしていた。

長谷部幸弥裁判長は「双方が相手に批判的意見を述べる応酬の中での投稿だった」と指摘。杉田氏の発言は「強制連行が事実に基づかない」「税金が原資の科研費が支出されることは相当ではない」という趣旨の意見表明にとどまり、違法性は認められないと判断した。

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