厚労省、従来の保険証「原則廃止」を提案 異論噴出

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区

厚生労働省は25日、健康保険証をマイナンバーカードに一体化させる「マイナ保険証」の普及策を議論する社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会を開いた。マイナ保険証に対応するための機器の整備を令和5年4月から全国の医療機関などに義務付け、将来的には、従来の保険証の「原則廃止」を目指す方針を提案した。

複数の出席者が「国のリーダーシップで政策を進める必要がある」と提案に賛同した。一方、日本医師会(日医)の担当者は「唐突で当惑している」と述べ、機器整備の義務化に反対を表明。他の医療関係者からも「マイナ保険証を持ちたいと思える環境をつくらなければ効果は小さい」と心配する声が上がった。 今後、部会の意見を踏まえて、政府が具体的な方針を検討する。

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