大阪府茨木市本町に、明治時代に建築の古民家を改修した複合施設「omo cafe +c(オモカフェ プラスシー)」がオープンした。カフェレストランだけではなく、アクセサリーなどの雑貨を手作りするアートショップが日替わりで出店。クリエーターらの感性で新たなにぎわいを演出する。
同施設を手がけたのは、市や地元企業が出資するまちづくり会社「FICベース」。古民家は築約140年を誇り、建物部分の広さは約100平方メートル、庭などを含めると約265平方メートルもある。約2年前に高齢の住民から借り受け、大規模なリフォームを行った。
京都市内で「和スイーツと創作ごはんの店」として展開している人気店が府内で初出店。クリエーターとコミュニティーの頭文字「C」をプラスすることで、「カフェに訪れる人とクリエーターのコミュニティーが生まれる場」を目指しているという。
FICベースのエリアプロデューサー、吉川(きっかわ)美央さんは「市内の人口は増えているが、地域の商業施設は厳しい経営が続いている。ここの開業をきっかけに、別の施設も含めて中心市街地を楽しく回遊できるようにしたい」と話している。
火曜定休。29日にはオープン記念イベントとして、人気クリエーターらの作品を販売する予定。