中国、日本がクアッドで「誤った言行」と不満伝達

中国の国旗(AP)
中国の国旗(AP)

【北京=三塚聖平】中国外務省は24日、日本側に厳正な申し入れを行い、「強烈な不満と重大な懸念」を表明したと発表した。日本で同日に開かれた日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合や、日米首脳会談に反発した。

中国外務省の発表によると、劉勁松(りゅう・けいしょう)アジア局長が、北京の在中国日本大使館の志水史雄・特命全権公使を同日夜に呼び出した。劉氏は、クアッドなどで日本が「中国に関する否定的で誤った言動」を行ったと主張した。

日本大使館は25日、中国側の発表を受けて「中国側の反論は受け入れられないと反論した」と公表した。日本側は「一方的な中国側の行動に対して懸念を表明し、適切な行動を強く求めた」と説明している。

会員限定記事会員サービス詳細