銃を持った高校生の男(18)18歳の男が小学校を襲撃し、児童を次々と撃った。米南部テキサス州ユバルディのロブ小学校で24日起きた乱射事件。校舎周辺では保護者が悲嘆に暮れ、メキシコ国境に近い人口約1万6千人の街は深い悲しみに包まれた。アボット州知事は記者会見で「恐ろしい悲劇」が起きたと厳しい表情で語った。
米メディアによると、男は校舎近くで車を乗り捨て校内に侵入した。拳銃とライフル銃を所持していたとみられる。撃たれた児童らは近くの病院の緊急治療室に搬送されたが、うち数人は到着前に死亡が確認された。
現場周辺には多数の警察車両や救急車が展開。米テレビの映像によると、当局者に肩を支えられながら涙に暮れる女性や、抱き合う保護者らの姿も見られた。(共同)
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/6QJ4HWOGIVJGDMAASCNUPCPPTI.jpg)
24日、米南部テキサス州ユバルディでの銃乱射事件の後、児童が避難した先で抱き合う市民ら(ロイター=共同)
バイデン大統領、怒りをあらわ
バイデン大統領は事件を受けてホワイトハウスで演説し「いいかげんにしろと言いたい」と相次ぐ銃撃事件への怒りをあらわにし、銃規制強化へ「行動」を訴えた。
捜査当局は単独での犯行とみて、事件の状況や動機を調べている。バイデン大統領も事件の報告を受けており、バイデン氏は28日まで半旗にするよう指示した。(共同)