G7広島開催で「残念」 誘致の福岡・高島市長

記者団の取材に応じる福岡市の高島宗一郎市長=福岡市役所
記者団の取材に応じる福岡市の高島宗一郎市長=福岡市役所

岸田文雄首相が23日、来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を被爆地の広島で開催すると表明したことを受け、候補地の一つだった福岡市の高島宗一郎市長は、記者団の取材に対し「県や経済界と一緒に『チーム福岡』として誘致してきたので率直に残念だ」と悔しさをにじませた。

高島氏は誘致活動の中で「都市機能や警備のしやすさという点で福岡が一歩抜けている」との手応えを得ていたと説明。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻によって「政府もメッセージ性が大事だということで、広島という声が大きくなってきたと感じていた」と明かした。閣僚会合については「誘致する考えはない」とし、政府にも方針を伝えた。

同市は、2019年の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の開催を逃した経験から、G7サミット誘致を「リベンジ」と位置付け、再開発事業などで都市機能の向上を図ってきた。今回も誘致活動は実らなかったが、高島氏は「挑戦を続けていかなければ埋没してしまう。チャンスに向かって福岡という街の存在感を世界の中で高めていく努力はしたい」と述べた。

福岡県の服部誠太郎知事も記者団の取材に応じ「大変残念だが、広島サミットが成功裏に終わり、世界平和の実現、国際秩序の安定に資するものとなることを心より期待している」と述べた。

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