インドネシアの観光地バリ島で24日、津波の避難訓練が行われ、地元の小学生と教師ら計約250人が参加した。小学校は、地震が起きた場合に高さ約20メートルの津波が到来する可能性が懸念される南部バドゥン県の岬に位置している。
国連開発計画(UNDP)が日本の支援を受けてアジア太平洋地域の18カ国で行っている避難訓練の一環。子どもたちは地震が起きたとの想定で机の下に隠れ、約300メートル先のホテルの屋上へ避難した。
参加した3年生のアニサ・シンタさん(8)は「パニックにならず、はぐれないよう隣の席の子と手をつなぎ避難することを学んだ」と話した。(共同)