袴田さん再審、法医学者ら5人尋問へ 血痕争点

弁護団の記者会見にオンラインで参加した袴田巌さんの姉ひで子さん=23日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
弁護団の記者会見にオンラインで参加した袴田巌さんの姉ひで子さん=23日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

昭和41年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の差し戻し審の3者協議が23日、東京高裁で開かれ、今後の審理で法医学者ら5人を証人尋問する方針が決まった。弁護団が協議後の記者会見で明らかにした。

弁護団によると、尋問は7~8月に実施される見通しで、次回協議で詳細が決まる予定。

差し戻し審では袴田さん逮捕の約1年後、みそタンク内で見つかった犯行着衣の血痕の変色状況が争点となっている。血痕は赤みが残っており、弁護側は「みそに長期間漬けた場合、赤みは残らない」とする鑑定書を提出。鑑定した法医学者と結果を分析した専門家の計3人を証人申請した。

検察側は独自の実験に基づき、一定の条件下であれば約5カ月後でも赤みが観察されたと反論。弁護側の鑑定内容を否定した法医学者2人を証人として申請した。

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