大阪府は23日、新型コロナウイルス対策の自粛要請基準「大阪モデル」について、約4カ月ぶりに「警戒解除」を示す緑信号に切り替えた。これに伴い、大阪市浪速区の観光名所、通天閣が緑色にライトアップされた。
また、府民の会食時に要請していた同一テーブル4人以内▽2時間程度以内-といった制限も、感染防止対策を認証した店舗に限り約1年半ぶりに解除した。認証外の店舗は引き続き同一グループ4人以内などの要請を続ける。
新規感染者数の減少を受け、府は4月25日に大阪モデルを「非常事態」の赤信号から「警戒」の黄信号に切り替えていた。大型連休直後に感染者数が一時増加したものの再び減少傾向となり、今月9日には警戒解除の基準を満たしていた。
また、府はコロナで業績が悪化した観光業などを支援する「大阪いらっしゃいキャンペーン」を6月1日から始めることも発表した。対象は大阪の他、滋賀、京都、兵庫、和歌山の各府県在住者。宿泊料金の割引やクーポン付与を行う。期間は6月末まで。