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火に燃えて動きし 与謝野晶子

(下)「源氏物語」現代語訳の先駆け 小林一三ら財界人が支援

大正時代に撮影された晶子の写真(文化学院蔵)
大正時代に撮影された晶子の写真(文化学院蔵)

約千年前に創作された女流文学の元祖といえる紫式部の「源氏物語」。現代にあっても田辺聖子、瀬戸内寂聴ら女性作家が現代語訳に挑み、その人気は衰えない。短歌と並んで源氏物語の現代語訳をライフワークとした与謝野晶子は、そうした女性作家たちの先駆けだ。堺での少女時代に愛読し、読み込みの深さを自負していた晶子は生涯で3度、現代語訳に挑んだ。経済的な困窮、さらに震災での原稿焼失など道のりは平坦(へいたん)ではなかったが、偉業を成し遂げた背景には晶子の才能を認めた実業家たちの支援があった。

※火に燃えて動きし…晶子の代表的な詩「山の動く日」の一節。自立に向け動き出す女性たちを火山にたとえた

「紫式部は私の十一二歳の時からの恩師である。(中略)全くの独学であつたから、私は中に人を介せずに紫式部と唯二人相対して、この女流文豪の口づから『源氏物語』を授かつた気がしている」(「読書、虫干、蔵書」)

短歌との出合いよりも先に始まった、晶子と源氏物語の関わり。与謝野晶子記念館(堺市)の矢内一磨学芸員は「注釈書に頼らず、自分の言葉で物語を表現できるまでに精読していたことがうかがえる」と指摘する。

晶子の思い入れは並大抵でなく、明治42年には自宅で源氏物語の講義を行い、明治45年から大正2年にかけて最初の現代語訳となる「新訳源氏物語」全4巻を出版した。しかしこのときは全訳ではなく、出来栄えに納得がいかなかったこともあり、改めて現代語訳に取り組む。その仕事を支えた一人が、毛織物業を営む実業家の小林政治(天眠)。文学にも傾倒し、青年期は、堺時代の晶子とともに「浪華青年文学会」に所属した旧知の間柄だった。

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