「高校生裁判員」へ裁判官が手ほどき 大阪地裁

大阪地裁の法廷に座りながら、高校生とオンラインで交流する裁判官ら=大阪市北区(西山瑞穂撮影)
大阪地裁の法廷に座りながら、高校生とオンラインで交流する裁判官ら=大阪市北区(西山瑞穂撮影)

今年4月施行の改正民法で成人年齢が引き下げられ、来年からは裁判員にも「18歳以上」が選ばれることを踏まえ、大阪地裁(大阪市北区)の裁判官らが23日、大阪教育大付属天王寺高校(同市天王寺区)の1年生約120人とオンラインで交流し、裁判員制度の疑問点などに答えた。

交流会には、地裁第15刑事部の裁判官3人が参加。実際の裁判員裁判で使用される大阪地裁の法廷と、学校の教室をビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」でつないで行われた。

裁判官らは裁判員制度について、選ばれるまでの手続きや、法廷での審理、有罪・無罪の結論を出す評議の流れなどを説明。裁判員に求められるのは、法律の知識というより「事実認定」の判断だといい、「『地面がぬれているから雨が降った』など、みなさんが普段の生活で自然とやっていることだ」と敷居の低さをアピールした。

質疑応答で生徒らは、「殺人事件の裁判員の心のケアはあるのか」「冤罪(えんざい)が増えるおそれはないのか」「仕事を休んだ場合に手当は出るのか」などと質問。参加した生島(いきしま)莉々奈さん(15)は「法律に詳しくなくても大丈夫だと聞き、安心した。裁判員をやってみたい」と話した。

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