ウクライナから避難の親子3人 大阪・八尾で新生活

新生活に臨むオレイニクさん親子3人。大松桂右市長から河内木綿などの名産品を受けた=大阪府八尾市役所
新生活に臨むオレイニクさん親子3人。大松桂右市長から河内木綿などの名産品を受けた=大阪府八尾市役所

ロシアの軍事侵攻を受け、4月上旬に来日したウクライナ避難民のナタリア・オレイニクさん(49)ら親子3人が22日、一時滞在先だった大阪市内のホテルから大阪府八尾市にある民間の賃貸住宅へ引っ越した。23日には市役所で住民登録などの手続きを済ませ、〝新天地〟での生活をスタートさせた。

八尾市や日本ウクライナ文化交流協会(同市)によると、同国南部のオデッサに住んでいた3人は奈良県在住の知人らを頼って来日。約1カ月半、日本語の勉強などをしてきた。

親子3人が八尾市へ移り住んだのは、市内の40代男性から同協会へ「避難民の支援をしたい」との申し出がきっかけ。賃貸住宅の一室を約1年間、無償で利用できることになったうえ、府内の他団体を含め、生活に必要な家電製品の提供もあり、引っ越しをした。

23日に市役所を訪れた親子3人は、大松桂右(けいすけ)市長から「市民は心の温かい人ばかり。安心して暮らしてください」と歓迎の言葉があり、ナタリアさんが涙ぐむ場面も。「(日本人に)助けられるだけでなく、私ができることから八尾の助けになることをしたい」とナタリアさんは応じた。この後、住民登録や支援一時金の申請を行った。

祖国で行政職員だったというナタリアさんは「ワンストップ(一つの窓口)で行政手続きができて、ウクライナでも導入したほうがよい」と参考になった様子。市などによると、長男のマクシムさん(16)は同市内の府立高校、長女のダリナさん(13)は市立中学へそれぞれ編入し、通学する方向で調整中としている。

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