尹大統領、IPEFで「責任果たす」

16日、韓国国会で施政方針演説をする尹錫悦大統領=ソウル(聯合=共同)
16日、韓国国会で施政方針演説をする尹錫悦大統領=ソウル(聯合=共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は23日、東京で開かれた米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の発足会合にオンラインで参加した。尹氏は「グローバルな国家間の連帯と協力がいつにも増して必要だ」と述べ、「韓国も固い連帯に基づき責任を果たしていく」と強調した。岸田文雄首相に向けて「画面を通じてお会いできてうれしい」ともあいさつした。

米中対立が深まる中、IPEFへの参加を通して半導体などのサプライチェーン(供給網)強化に向けた米国との結束が強まることを韓国の財界はおおむね歓迎。一方、IPEFは米国による中国への対抗が目的とみられており、中国との経済関係への影響を懸念する声もある。

尹氏は会合に先立ち、IPEF加入は「当然」と記者団に述べ、「インド太平洋地域での経済・通商のルール作りの過程から韓国が抜けることは国益にもマイナスが多い」と発足時から参加する意義を説明した。

朴振(パク・チン)外相は記者会見で、IPEFは「中国を排除するものではない」と指摘。「中国が疎外感を感じないよう中国とも緊密に意思疎通を進め、関係を発展させていきたい」と述べた。

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