昨年10月、生後2カ月の長男を車の座席にたたき付け死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた茨城県ひたちなか市の無職堀江弘輝被告(25)は23日、水戸地裁(小川賢司裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、頭や顔に暴行を加えるのは危険性が高く、命を奪った結果は重いと指摘。弁護側は、凶器を使っておらず、加害行為自体の危険性は高くないと主張した。
起訴状によると、堀江被告は昨年10月5日、同県大子町のドラッグストア駐車場に止めた車の中で、生後2カ月の長男律希ちゃんを両手で抱え、頭を座席に複数回打ちつけるなどの暴行をし、急性硬膜下血腫と脳腫脹で死亡させたとしている。