混戦抜け出す〝歓喜のイーグル〟 西郷がツアー史上最速の10戦5勝

最終日、18番をホールアウトし手を振って引き揚げる西郷真央。通算13アンダーで優勝した=袖ケ浦CC袖ケ浦
最終日、18番をホールアウトし手を振って引き揚げる西郷真央。通算13アンダーで優勝した=袖ケ浦CC袖ケ浦

女子ゴルフのブリヂストン・レディース最終日は、2日目に首位に立った20歳の西郷真央が通算13アンダーの275で逃げ切った。初優勝を含め、今季10戦で5勝目。

その瞬間、満面の笑みを浮かべてガッツポーズしたのは西郷である。16番(パー5)、グリーン左手前のバンカーからの3打目、ピンまでは25ヤード。迷わず打った。狙った地点にボールを落とし、読み通りに転がって、そしてカップに消えた。「まさか入るとは…。びっくり」。優勝へと導く歓喜のチップインイーグルだった。

青木、稲見、山下美と並ぶ10アンダーで迎えたホールだった。「ライはすごくきれいな状態で、ピンまでの距離も近すぎず遠すぎず。ラインもストレートの傾斜で、これなら寄せられる」。その直感に誤りはなかった。

開幕から好調だったが、ここ2戦は予選落ち。師匠である尾崎将司プロを訪ね、スイングの矯正を受けた。さらに「ゴルフには波がある。調子が悪くなってもまとめられるように」の助言も受けた。

「自分の力で修正できるようにしたい」とスマートフォンに録りためておいた過去のスイング動画を入念にチェック。自ら答えを導き出した。

ツアー史上最速の出場10戦で5勝。次戦は初めての海外メジャー、全米女子オープン(6月2日開幕)に挑戦する。「海外で学びつつ、結果も残したい」と。強き20歳の夢は広がる。

(清水満)

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