優勝次点で場所を盛り上げた隆の勝「やっぱり優勝したかった」

佐田の海(左)がすくい投げで隆の勝を破る=両国国技館
佐田の海(左)がすくい投げで隆の勝を破る=両国国技館

大相撲夏場所千秋楽は、首位で並んでいた平幕隆の勝が佐田の海に敗れ、11勝4敗で惜しくも優勝に届かなかった。

隆の勝が眼前にあった賜杯をつかみ損ねた。佐田の海に逆転のすくい投げを許して4敗目。結びで照ノ富士が3敗を守り、「勝っていればと考えると本当に悔しい。やっぱり優勝したかった」と、ファンに親しまれている柔和な表情を曇らせた。

勝利への執念はみせた。2本差されて主導権を握られながら、持ち前の馬力を生かしてひた向きに前進。土俵際で形勢をひっくり返されたものの、充実した15日間を「緊張している中でも自分らしい相撲は取れていた。いい経験だった」と振り返った。

一時は単独トップに立つなど楽日まで優勝争いに絡み、1横綱2大関に土をつけて殊勲賞も獲得した。場所の主役の一人となった27歳は、「横綱、大関に勝ったのは自信になった。課題も出たので、来場所でのリベンジに向けてやっていく」と前を見据えた。(奥山次郎)

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