米政策研究機関「ハドソン研究所」前所長のケネス・ワインスタイン氏は産経新聞のインタビューに対し、ロシアのウクライナ侵攻で複数の独裁主義国家が西側を同時に脅かす冷戦期とも異なる新たな世界に突入したと分析。プーチン露大統領が核兵器を使用すれば、西側は強力な行動を迫られると予測した。詳報は以下の通り。(ワシントン 渡辺浩生)
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西側はプーチン氏を抑止するのに失敗した。バイデン米大統領、マクロン仏大統領、ショルツ独首相といった西側の指導者は侵攻を阻止する何かを提示できると考えていたのは疑いないが、彼らの焦点は外交で、戦争の抑止ではなかった。