首相「極めて遺憾」中国ガス田構造物設置に

岸田首相
岸田首相

岸田文雄首相は21日、中国が一方的にガス田開発を進める東シナ海の日中中間線の西側で、新たに1基の構造物設置に向けた動きを確認したとして「東シナ海の排他的経済水域(EEZ)および大陸棚の境界が確定していない状況で、中国側が一方的に開発を進めることは極めて遺憾であり、日本側としては認めることができない」と非難した。

外務省は20日夜に構造物設置に向けた動きを確認したと発表。同省の船越健裕アジア大洋州局長は在日本中国大使館の楊宇公使に強く抗議した。

東シナ海のガス田開発をめぐり、日中両政府は平成20年の合意で、境界画定が実現するまでの間、双方の法的立場を損なうことなく協力することについて一致している。首相は「この合意の実施に関する交渉再開に早期に応ずるよう中国側に改めて強く求めた」とも述べた。

外務省によると、これまでに中国側が中間線付近で計17基の構造物を設置していることが確認されている。林芳正外相は18日に中国の王毅国務委員兼外相とテレビ会議形式で行った会談で東・南シナ海での中国の威圧に懸念を表明した。

中国が東シナ海で構造物設置の動き 外務省抗議


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